布オムツ育児という選択~紙おむつと布オムツの育児を経験したからこそわかること~
今回は「布オムツ育児」について記載したいと思います。
この記事の目次
はじめに…
これから、初めてのご出産を控えている方や紙おむつかぶれがひどくて布オムツを検討されている方の参考なればと思い記載します。
筆者は、第一子のときに布オムツ育児を実践していました。
第二子のときも始めのうちは、布オムツ育児をしていました。
第三子は、ほぼ紙おむつ育児でした。
紙おむつと布オムツ育児を両方経験したからこそわかることを記載し、これからどうするか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
どうして布オムツにしたの?
筆者が第一子を出産するにあたり、友人からベビーベッドを貸してくれました。
その時に、保育園で働いていた友人は布オムツ育児を実践していました。
ちょうど友人の子どもが、オムツが外れたタイミングで「しばらく使う予定ないから、よかったらやってみなよ!」と一式全て貸してくれました。
「紙おむつだと毎回購入して費用がかかるけど、一式貸してもらえるならタダだし」
ということで、第一子は布オムツ育児をすることにしたのでした。
第二子誕生より前に、友人宅にも第二子が生まれるので布オムツセットは返却していました。
しかしまたしてもありがたいことに、親戚の家が使い終わりもう必要ないということで一式全てが回ってきました。
それを使って、第二子、第三子のときは使用しました。
実際使ってみたメリット・デメリット
実際使ってみていろいろ感じるメリット・デメリットがありました。
布オムツのメリット
紙おむつをお店に買いに行ったり、在庫を気にする必要がない
・始めに一式必要分を揃えてしまえば、追加購入の必要がありません。(布オムツカバーのゴムの緩みや、あまりに落ちない汚れなどで購入しなくてはいけない場合を除く)
・足りなくなりそうだと思えば、ササっと洗濯して干してしまえばサラシの布オムツは乾きが早いので間に合います。
・紙おむつを赤ちゃん連れで買い物したり、重い紙おむつのパックを持ち帰らなくて済む。
もし、筆者のようにお下がりで一式あれば初期投資が無くさらに安上がり
・毎回紙おむつのように購入する費用が必要ではないのでトータルすると安く済む。
肌に優しく、オムツかぶれしにくい
・今の紙おむつはおしっこをしても吸収がいい為赤ちゃんも気持ち悪さを感じにくいです。その為、長時間取り替えないことが多くオムツかぶれを起こしやすい。
・布オムツは布が濡れるとすぐ赤ちゃんが気持ち悪がって取り替えることができるので、オムツかぶれになりにくい。
排せつ物の状態が確認しやすい
・紙おむつだと吸収されてしまって1回でどれくらいのおしっこをしているか把握しにくいもの。体調が悪いときなどにちょっとした変化に気が付きやすい。
トイレトレーニングが簡単
・紙おむつだとオムツを外す為にパンツにして濡れた感覚が嫌だという経験をさせる必要があります。
・布オムツの場合は、最初から濡れて気持ち悪い感覚が身に付いているのでトレーニングを始めると短期間でオムツを外しやすい。
布オムツのデメリット
初期費用がかかる
・布オムツカバー1枚でも1000〜1500円くらいします。1日に汚れたりしてもいいように最低でも1日3枚くらい必要でした。洗って乾くまでの時間を考えると、せめて2日分の5〜6枚は必要になります。それだけでも6000〜1万円くらい必要になります。
・それだけではなく、布(さらし)も必要です。1日に10枚くらい必要だとして最低2日分の20枚くらいは購入する必要があります。厚手のライナータイプだと更に高いし、乾くのに時間がかかるのでおすすめしません。
・うんちなどが処理しやすいように、紙の使い捨てライナーを1枚しいて使用していました。1箱100枚くらい入っていますが500円〜1000円くらいしました。
これだけでもかなりの初期費用がかかることがわかります。
洗濯するので手間がかかる
・現代は洗濯機がやってくれることではありますが、洗濯機に入れる前に軽く手洗いで汚れを落としてから入れないと仕上がったときに汚れが落ちていないこともしばしば・・
・おむつを替えたタイミングでささっと洗えれば一番いいのですが、大抵そのタイミングで赤ちゃんがぐずったりしてすぐに戻らないといけないことが多いのでバケツに水を張っておいて夜にまとめて軽く洗ったりしていました。
・気にしない方はいいと思いますが、排泄物がしみた布オムツを普通のタオルや洋服と洗うのが気になるなら洗濯機をもう一度別にまわす必要があり時間とお金(水道・電気代など)がかかります。
・赤ちゃんのものは、赤ちゃん用洗剤で洗濯していた筆者は洗剤代も別にかかりました。
・もちろん、干す・畳む・しまうなどの手間もかかります。
漏れたりすることも多く汚れやすい
・使用頻度が高くなると、劣化したり・ゴムがゆるんできたりして漏れてしまうこともよくあります。また、布がカバーの中に上手くしまえていなくて漏れてしまうこともあります。
・漏れてしまうと、洋服・抱っこしていたらママの服・寝かしていたら布団などが一緒に汚れてしまうこともあり洗濯が増えてしまいます。
外出のときに不便
・筆者は外出するときは紙おむつをしようしていました。外出時も布オムツだと、汚れた布も新しい布も持ち歩くことになりかなりの荷物になります。
利用した筆者が思うのはこんなかんじでしょうか。
使用した感想
布オムツは、使用してみると感じることはいろいろあると思います。
ここに記載したのは、筆者が実際使っていたときに感じた個人の感想ですのであくまで参考までに見てくださいね。
現代には、ママ友と話していても布オムツ育児を実践した人はほとんどいません。
だから、筆者の家のベランダに布オムツのさらしを洗濯して干してあったとき近所のおばあちゃんが「あら~布オムツしてるのね。懐かしいわ~」と話しかけてくれました。
昔は当たり前だった布オムツ育児。
今はとっても便利な使い捨て紙おむつの出現により姿を消してきています。
手間がかかったり・大変なところもあるけど、やっぱり布オムツの良さはあると思います。
今振り返ると、ずっと外出以外は布オムツで生活していた長女はオムツはずれが早い年齢で・しかも短期間ではずせました。
本人の性格や体質によるところも大きいかもしれませんが、長女は2歳の夏少し前にトイレトレーニングを始めて夏の間には完了していました。
子どもが赤ちゃんの頃はママも初めてのことが多く、不安や大変なことがたくさんありますよね。
ママが「子どもによい事を・・」と頑張り過ぎて、更に大変になってしまっては苦しくなってしまいます。
ママができる範囲で、試してみたいようなら布オムツ育児をやってみるのもアリだと思います。
オムツは毎日の中で何回も替える必要があるもの。
だからこそ、親子のコミュニケーションのひとつで大切な時間です。
子どもとそれを支えるご家族に合った、よりよい選択ができる参考になれば嬉しいです!!
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