潮干狩り常連が教える!!【事前準備】時間・砂抜き方法・調理~より楽しむには??~後編
潮干狩りに行く時間って何時でも大丈夫??
持ち帰ったアサリはそのまま食べられるの??
など、実際に行ってる常連だからこそわかる「知って特する情報」をお伝えします!!
潮干狩りに行く時間は??
天気もいいし、子ども達の支度も出来たから10時頃目指して出発しようか!!
というのが、大体の親子でのおでかけだと思います。
子どもと活動しやすいのは、お昼寝をしてしまう小さなお子さんなら午前中ですよね。
小学生くらいになれば、昼食後から夕方にかけてでも活動しやすいかもしれません。
じゃあそのくらいの時間を目指して計画しましょうか!となりがちですが・・ちょっと待ってください!!
潮干狩りの場合は、そういうわけにはいかないんです。
なぜなら、海の潮が満ちていては潮干狩りができないからなんです!!
よく潮の満ち引きがわからない方もいると思うので、簡単にご説明しておきますね。
新聞の片隅に潮の満ち引きの時間が記載されています。
最近は新聞を取っていない場合も多いので、その月の潮の満ち引きが掲載されている「潮見表」というものもありますのでネットで検索してみてください。
その中で「満潮」となっているのは、「潮が満ちていて潮干狩りができない状態」です。
逆に「干潮」となっているのは、「潮が引いていて潮干狩りができる状態」です。
しかし、これだけで判断してはいけません。
潮の引き方には、「大潮」「中潮」「小潮」など潮の引き具合を示したものが書かれています。
中には、潮見表に潮干狩りに適した日がわかりやすくマークなどで示してあるものああります。
簡単に言うと「小潮」などの日は潮があまり引かず「潮干狩りには適さない日」です。
「大潮」は、潮が大幅に引くので遠方まで海水が引くため「潮干狩りに最適な日」となります。
子どもでも潮干狩りを楽しめる時間が「干潮」になっていて、なおかつ潮干狩りに適した潮の引き具合の「大潮」などの日を探します。
小学生くらいの子がお休みの日の土日などで、そういった日を探してみると一ヶ月に2回~4回あるかないか・・といったくらいになります。
しかも、晴れている日となると更に日数が少なくなります。
つまり、それなりに空いている時期を狙わないと一ヶ月に数回しかないチャンスにみんな潮干狩りに行くわけで必然的に混んででしまうのです。
干潮の時間と潮の引き具合をしっかり下調べしてから行かないと、せっかく準備して行っても海水が多くて潮干狩りを楽しめませんのでご注意ください!!
どれくらいの時間潮干狩りできるの??
潮干狩りができる「干潮」の時間については先ほどご説明しました。
しかし、干潮の時間からどれくらいの時間潮干狩りを楽しめるのかご存知ですか??
潮干狩りは、大潮など潮干狩りに適した日の干潮の場合「前後合わせて2時間」が潮干狩りができる時間となります!!
つまり、例えば干潮がお昼の12時だった場合でご説明します。
潮干狩りが開始できるのは1時間前の11時頃からとなります。
そして、潮干狩りを終了する時間の目安は1時間後の13時頃となります。
つまりこの干潮時間の場合、潮干狩りは11時から13時まで楽しむことができるというわけです。
それを知らずに干潮時間の(例えば)12時を到着目標として現地に行くと1時間しか潮干狩りを楽しむことができなくなってしまいます。
しかも、干潮時間は「その日最大に潮が引く時間」です。
そのため、干潮時間から潮干狩りをスタートすると潮がどんどん満ちてくるというわけです。
せっかく潮干狩りに行くなら、干潮時間の1時間前に到着してスタートしそこから2時間楽しむのが一番いいと思います。
持ち帰ったアサリの下処理
潮干狩りを終えて、アサリを自宅へ持ち帰ります。
帰ったら、さて今夜のおかずにどんなアサリ料理をしようかしら・・なんてお考えの方も多いと思います。
帰宅できた時間にもよりますが、当日はアサリ料理に使うのはあまりお勧めしません。
なぜなら「砂抜き」の必要があるからです!!
アサリは、砂の中にもぐって生活しています。
そのため、貝の中にたくさんの砂が入っています。
砂抜きをせずにそのまま調理したら、食べたときに「ガリッ」と砂も一緒に食べてしまい嫌な思いをすることになります。
砂抜きを上手にして、アサリをおいしく食べられるよう下処理をしましょう。
持ち帰るとき
潮干狩りが終わって持ち帰るときにもひと工夫しましょう。
大きなバケツに全てのアサリを入れておくといろいろ面倒なことがあります。
できれば、百均でも売っているアサリを袋状に入れておける青いネットのものを購入しアサリをまとめましょう。
それを大きなバケツに入れておけば、帰る前にバケツの海水を入れ替えやすくアサリの汚れをジャブジャブ海水で洗ってから帰ることができます。
帰ってからも、アサリを水切りラックに移しやすく便利です。
持ち帰るときは、バケツに最低限の海水を入れてフタが閉まるタイプのバケツで持ち帰りましょう。
それほどアサリの量がない場合はフタのしっかり閉まるタッパーに入れるのもお勧めです。
とにかく、持ち帰っている最中にバケツがひっくり返って海水をぶちまけてしまう・・という大惨事にならないよう注意しましょう。
帰宅してから
まずは、潮干狩りに行く前に準備しておくといいものを「中編」でお伝えしました。
そのこに書いてあった「キッチンで使う水きりラック」を使用するのが一番いいです。
砂抜きをするときには、アサリができるだけ重ならずに平らな状態にできて海水から少し頭が出るくらいの深さにできることがベストです。
なぜなら、アサリがまとまって重なっていると上のほうにいるアサリが吐き出した砂を下にいるアサリがまた吸い込んでしまうので、全てのアサリが砂抜きを完了するまでに時間がかかってしまいます。
できるだけ短時間できれいにアサリの中の砂抜きをするには、先ほどの状態にするのがお勧めです!!
そして、持ち帰ってきた現地の海水をアサリを入れたキッチンで使用する水きりに入れます。
海水の高さも先ほどお伝えしたように、アサリがギリギリ隠れるかどうかくらいの水位にしてください。
アサリが完全に水没してしまうと、上手くアサリが潮吹きをしなくなってしまいます。
そして、最後に水切りラックの上にフタをかぶせてあげましょう。
フタがない場合は、新聞紙やいらない板などをのせてげてください。
アサリは普段砂の中で生活しているので、暗くしてあげた方が潮をよく吐きます。
そして、潮を吹くのでフタをしないと辺り一面海水が飛び散ることになります。
なので、できればアサリの砂抜きをするのはお風呂場・庭など後で水を流しやすい場所に置いてやりましょう。
砂抜きは、先ほどの状態で上手に砂抜きの準備ができれば3時間もすれば調理することができます。
早く帰宅して、上手に砂抜きできればよるご飯にアサリを使った料理を出すことも可能になります。
だからこそ、行く前にすぐ砂抜きができるよう準備してから行くことが必要なんです。
しかも、帰ってきてそのまますぐに始めないと「はぁ~」と部屋でくつろいだら最後・・疲れてやる気がしなくなってしまうからです(笑)
アサリは、水を替えれば2~3日置いておくことができます。
もちろん暑くない日陰が絶対条件ですがこれは春に限ります。
夏場などの場合は水温も上がりそれほど持ちませんのでご注意ください。
その場合、毎日1回は全ての海水を捨てて新しい海水に全て入れ替えしてください。
それ以外にも、アサリが潮を吹いて海水が少なくなりますので海水を継ぎ足してあげて水位を保ってあげてください。
とにかく早めに使い切ることをお勧めします。
3日も経つと、どれだけ海水を入れ替えていてもアサリの舌がびろ~~んと伸びてきます。
早めにおいしく調理して食べてあげてくださいね。
いかがでしたか??
潮干狩りはいろいろと事前準備しておくことで楽しい思い出にすることができます。
自分で採ったアサリを自宅に持ち帰って調理して食べる・・子どもにとってもいい食育となります。
アサリを自分で掘り当てる感じは、親子共に嬉しい体験ですよ。
まだ親子で潮干狩りに行ったことがない方は、ぜひ一度は行ってみることをお勧めします。
さて、筆者は今年もそろそろ潮干狩りに出かけようと思っています。
毎年の恒例行事の潮干狩りも35年を過ぎました。
それでも飽きない(笑)
おいしいアサリ料理を食べるために頑張ってきます!!
また行ったらそのときの様子もアップしますのでお楽しみに☆
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